本書は自分軸で行動し、チャンスをつかむための55の方法が書かれている。
ここでは私がとくに気になった10の言葉について紹介したい。
ブレる人は、好かれようとして発言する。
ブレない人は、自分軸で発言する。
好かれたいと思ってガマンしてすることは、結果として好かれないのはよくあること。
嫌われるのを恐れてそのことばかり考えてしまうのはやめて、思い切って自分の軸でこうすると決めてしまえばいいのだ。
ブレる人は、「誰が」言ってるかを優先する。
ブレない人は、「何を」言っているかを優先する。
人によって意見を変えてはダメということ。
だまされかねない。
話をしている人とは切り離して考え、良いと思った意見を言えばいい。
ブレる人は、「ウエー」と引かれると、ひるむ。
ブレない人は、引かれても、ひるまない。
ブレる人は、「ウエー」という相手のリアクションに過剰反応してビクついてしまう。
別に拒否されたわけじゃないというのがブレない人の考え方で、ひるまないで堂々とした態度でいればいいということ。
ブレる人は、ブログのアクセス数を気にする。
ブレない人は、アクセス数を知らない。
アクセス数を気にし始めた瞬間にブレ始める。
ブレない人は、アクセス数を知らず、ブログは、書くという行為が楽しくて書くだけ。
人に読んでもらいたい、ほめてもらいたい、「いいね!」を集めたいと思い始めた瞬間に書くことがストレスになってしまう人は結構いるのではないだろうか。
基準が、まわりの目になると、ブレる。
自分の中に基準があると、ブレないのは、自分で決められるから。
基準がまわりにあると、まわりの人が動いたら、基準もそのつど変わる。
自身が持てない人は、まわりの目を常に気にしている。
ブレる人は、大きな差をつけようとして、小さいことをいいかげんにする。
ブレる人は、小さい1を100個重ねることができない。
ブレない人は、小さい努力を100個やっている。
小さい努力を、大切にして、タネを毎日植えていくほうが、いろいろな芽が出る楽しみがある。
ブレる人は、結果をあせる。
ブレない人は、過程を楽しむ。
ブレる人がコロコロ変えるのは、結果が出ないからと、「これは間違っているんじゃないか」と、あと戻りする。
ブレない人が結果が出なくても続けられるのは、過程を楽しめるから。
厳しいことを言ってくれる人を避けて、ほめてくれる人を探す人はブレる。
ブレる人は、厳しいことを言われると、「嫌われた」と思い、ほめてくれる人を探し回る。
本当の「嫌われた」は、無視されることで、嫌いな人には、厳しいことは言わない。
厳しいことを言われた人が、あとで伸びる。
ブレる人は、習慣化できていない。
ブレる人は、習慣化できている。
ブレる人は、習慣化できていないので、そのつど頑張る。
習慣は、頑張らずにやっていること。
ブレない人は、習慣化できているので、頑張らなくてもできる。
習慣化してエネルギーのロスがなくなれば、行動もブレなくなる。
ブレる人は、チャンスが来てから、準備をする。
ブレない人は、チャンスが来る前に、準備をする。
ブレる人は、依頼が来てから何とかしようとするから、いざ依頼が来てから、あたふたしてしまう。
依頼が来る前に準備をしていれば出せる。
チャンスが来る前にから準備をしておくことが大事。
メジャーリーガーのイチロー選手を見ても、試合で起用されようがされまいが、常に試合に出られるように準備をしているのが良い例だろう。
■まとめ
全体を通して、自分の軸をしっかり持っていれば、まわりに惑わされることなく、突き進んでいけると思った。
また、それが環境が変わろうともブレずに自分の道を進んでいけるコツである。
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