著者の古田雄介氏は、ライター、ジャーナリストである。
本書は中の人、いわゆるインターネットで活躍している有名サイト・ブログの管理人26人の素顔に焦点を当てたものとなっている。
大枠は2007年6月~2011年11月にASCII.jpに掲載された記事を抜粋して構成されているので、内容的には幾分古く感じるところもあるかもしれない。
みなさんに共通して言えるのは、自分のスタイルを確立していることだ。
そして、日常の更新を別に苦と思わず淡々とひたすら続けている。
ブログをやっている人なら誰もが知っているであろうブロガーのちきりん氏とコグレマサト氏のインタビュー記事も掲載されている。
「Chikirinの日記」を運営しているちきりん氏は、「自分は何を感じたか」だけをひたすら書いていると述べていた。
「ネタフル」を運営しているコグレマサト氏は、呼吸をするようにブログを書くって感じですと述べていた。
一通り読んでみて、掲載されている人たちはこだわりを持ってインターネット発信の場を育てている人たちばかりで、有名な存在にはなるべくしてなった感じで、決して近道はなく、一つ一つ積み重ねてきた結果なのだと思った。
Amazon