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「ソーシャルメディア革命」立入勝義著 ディスカヴァー携書


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著者の立入勝義氏は、北米在住のソーシャルメディア・ブロガーである。
ソーシャルメディアというものが、おもにインターネットをインフラとして、人間どうしが相互に作用しあうことによって広がっていくメディアであり、情報発信の主体はこれまでのように大手ではなくて個人であるというのを理解することだろうと述べている。

ソーシャルメディアは、マスメディアのトップダウンの情報発信に対して、ボトムアップの情報展開で、ブログのコメント欄やツイッターなどに代表される「双方向」の性質が強く、草の根メディアと呼ばれるゆえんがここにあるという。

ソーシャルメディアの主役はマイクロインフルエンサーと呼ばれる、個人やその小さな集まりで、他人と同じ自分よりも、他人と違う自分、つまり個性をどう周囲にアピールするかが重要になってくるそうだ。
だから、まず私たち日本人に必要なのは、「個」を尊重する精神を育むことだと、私もそのように感じる。

立入氏は、ソーシャルメディア時代を迎えるための2大キーワードとして、起業家精神と世界水準を挙げており、この2つを身につける若者の数をこれからどう増やしていくか、それが今後の日本の復興の命題と述べている。
私も注目していきたい。

立入氏自身は、「意力ブログ」を運営しており、ブログは結局は「書き続ける」ことがいちばん重要だと気づくのに、それほど時間を要しなかったそうで、やはりそこにみんな行き着くんだなぁと思った。

また、グーグル解析やツイッター、Ningというツールを強力な味方として活用する術を覚えたのは、自分のブログの認知度を上げるために非常に重要だったという。
それらを駆使することにより、単なる自己満足に終わらず、市場のニーズ、読者が探しているテーマというものを敏感に感じ、汲みとることができるようになるのである。
検証することの大切さ、どう効率を上げていくかという部分にも目を向けなければと思った。

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ソーシャルメディア革命 (ディスカヴァー携書)

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