本日付けNTTドコモ公式サイトの地域からのお知らせ(東海)によると、刈谷市とNTTドコモ東海支社は、2022年5月7日(土曜)より、スマートシティの取組みの一環として、イベントの来場者数やその属性、また人流データを、デジタル技術を活用して取得・把握し、イベントの効果検証をする実証実験を実施しすることをお知らせしている。
この実証実験は、以下4つの目的から、刈谷市が開催するイベントを対象に、ドコモのAI映像解析技術などを組み合わせて行う。
1 来場人数をリアルタイムに収集・解析することで混雑状況を把握および発信
・映像エッジAIプラットフォーム「EDGEMATRIX」で人数カウント
・来場者向けに混雑状況を3段階「混雑」「やや混雑」「空き」でWebサイトにて発信
2 イベント後のマーケティング調査を目的に来場者の属性情報を把握
・AI顔認証ソフトウェア「SAFR」による属性情報(年齢・性別)の推定
・取得した属性データの結果を刈谷市に提供
3 イベント有無による刈谷駅周辺の人流把握
・駅から出てくる人数を「EDGEMATRIX」でカウントすることで人流を把握
・イベントがない日も人流データを取得することで、人流増減を比較
4 イベント来場者向けに駐車場の満空情報を発信
・駐車場の満空表示板を「ドコモ画像認識プラットフォーム」で解析し、満空情報を把握
・来場者向けに駐車場の満空情報をWebサイトにて発信
※ 個人を特定できる映像や情報は残さない運用にしており、プライバシーに配慮して実施する。
この実証実験の結果を踏まえ、刈谷市は今後イベント開催する際に検討材料として活用することが期待できるほか、本取組みを通じて、客観的なデータを蓄積し、ゆくゆくはオープンデータ化することで魅力ある店舗の誘致等に繋げ、回遊性および賑わいのあるまちをめざしていく。
またドコモは、本実証実験への参画を通じ、刈谷市とのスマートシティに関する連携を拡大していく。
■イベント開催日程
・アンブレラスカイ みなくる広場
4月28日(木曜)~6月7日(火曜)
・オープンカフェ みなくる広場
5月7日(土曜)、5月8日(日曜)、5月14日(土曜)、5月15日(日曜)、5月21日(土曜)、5月22日(日曜)、5月28日(土曜)、5月29日(日曜)、6月4日(土曜)、6月5日(日曜)
・バルーンスカイ きたくる広場
4月28日(木曜)~6月7日(火曜)
・ナイトカフェ カリマチストリート
6月7日(火曜)
■各エリアの実証概要
■実証の実施体制
刈谷市:実証実験の総合調整、取得データの活用