本日付けNTTドコモ公式サイトの地域からのお知らせ(関西)によると、マキシム、国立大阪大学情報科学研究科、NTTドコモ関西支社は、アパレル店舗における顧客やスタッフの動きを測定するシステムの実証実験を2020年1月14日(水曜)より開始することをお知らせしている。
本システムは、ドコモが提供する位置測位サービスである「Location Net」と大阪大学情報科学研究科が保有するセンサー情報統合技術「ひとなび」を組み合わせたものになる。
「Location Net」は、特定のエリア内に検知器を設置し、管理対象とする人物や物品にはBLEタグを装着することで、管理対象がどこに存在するのかを特定することができる。
「ひとなび」は、建物内の人流データをあらかじめ設置したセンサーで収集し、見える化するシステム。
そして、「ひとなび」と「Location Net」のそれぞれで収集されるデータを組み合わせ、来店者とスタッフの動きを区別して測定できるようにした。
また、これまでの人流測定には、カメラ画像が利用されることが多く、撮影した記録データに対する顧客情報の取扱いについて課題があったが、本システムではカメラ画像を利用しないため、来店者のプライバシーに配慮したうえで統計的に処理された情報のみを取り扱うことが可能となる。
今回の実証実験では、マキシムが運営する1店舗に2020年1月14日(火曜)から2020年2月7日(金曜)までシステムを設置し、顧客の滞留状況から顧客の関心が高い商品の特定を試みる。
さらに実証実験で収集したデータを分析し、店舗レイアウト改善に活用できるかの検証を行う。
■本システムの構成図
■各社の主な役割
ドコモ
・当実証実験の運営
参照URL https://www.docomo.ne.jp/info/notice/kansai/page/200114_00.html
■本システムの構成図
■各社の主な役割
マキシム
・サービス検証の場を提供
・本システムを通して得られるデータの評価
大阪大学情報科学研究科
・「ひとなび」のシステム提供
ドコモ
・当実証実験の運営
・「Location Net」のシステム提供
参照URL https://www.docomo.ne.jp/info/notice/kansai/page/200114_00.html