2月14日付けのNEC公式サイトのプレスリリースによると、NECは、商品の香りを体験しながら仮想店舗内でのネットショッピングを想定した世界初のVRシステムを開発したことを発表している。
本システムは、ベンチャー企業であるVAQSO Inc.(本社:カリフォルニア州サンフランシスコ)のVRから香りを発生させる技術を活用し、仮想店舗内で商品(りんご、オレンジ、クロワッサン)に近づくと、VRヘッドセットに取り付けられたデバイスから商品の香りが発生し、自宅にいながら嗅覚も合わせた臨場感ある買い物体験ができる。
これはNECの「法人VRソリューション」を強化するものであり、日本アクセス(本社:東京都品川区)主催イベント「春季フードコンベンション2019」(1月17日(木曜)~18日(金曜)会場:インテックス大阪、1月23日(水曜)~24(木曜)会場:さいたまスーパーアリーナ)に出展した。
2021年以降、5G回線内蔵の小型・軽量VR端末の普及する可能性があり、VRショッピングが一般化すると推測されている。
NECはこれまで、危険な作業・研修などのトレーニング用途、ユーザビリティ検証などのシミュレーション用途、遠隔会議などのコミュニケーション用途として「法人VRソリューション」を展開してきた。
今回、VRを活用したショッピング用途として新たにシステム開発することで、VRの活用範囲を拡充した。
NECは、2020年度までの3カ年の中期経営計画「2020中期経営計画」のもと、生体認証やAI・IoT、セキュリティ、ネットワークサービスなどの先進技術を活用し、今後も快適で心地よい顧客体験を生み出し続ける店舗運営の実現に取り組む。
これにより人やモノ、プロセスの情報・状態をバリューチェーン全体で共有し、新たな価値を生み出す「NEC Value Chain Innovation」を顧客と共に実現していくという。
■VRショッピングイメージ
参照URL https://jpn.nec.com/press/201902/20190214_01.html
■VRショッピングイメージ
参照URL https://jpn.nec.com/press/201902/20190214_01.html