本日付けNTTドコモ公式サイトの地域からのお知らせ(関西)によると、神戸市とNTTドコモは、ICT・データを活用して地域課題の解決や市民サービスの向上を推進する一環として、ICTを活用した市民サービスの創出を実現するために、省電力ワイヤレスカメラを活用した街の安全確保に関する神戸市・ドコモ河川監視サービス(実証事業)を2020年7月1日(水曜)~12月31日(木曜)まで実施する。
本実証事業は、2019年3月14日(木曜)に神戸市とドコモが締結した、「ICTを活用した安全安心なまちづくり」を目的とする協定の取り組みのひとつとなる。
定点ワイヤレスカメラを、市が管理する準用河川や普通河川に設置し、従来ではカバーしきれなかった中小河川の様子をリアルタイムで把握することを実現する。 これにより、ゲリラ豪雨などの降雨による河川の流れ方や水位の変化を遠隔で監視・確認。
本実証事業に用いるカメラはLTEモジュールを搭載したモバイルネットワークカメラになる。
本カメラは乾電池のみで最長3ヶ月間稼働でき、さらに外部電源オプションや太陽パネルバッテリーを使用することで1年以上の稼働も可能となる。
撮影した画像・動画はクラウドに蓄積され、Webやスマートフォンアプリから閲覧でき、SMSを利用した遠隔で設定の変更、撮影指示もできる。
■利用イメージ
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今後は、本実証事業から河川監視に必要なシステムの機能に関する知見の蓄積や監視機能の高度化に向けたノウハウの蓄積を行い、ゲリラ豪雨などの従来想定しなかった降雨による浸水被害の観測に活用し、ドコモが有する画像認識技術やAIを応用し、監視・確認作業の自動化や、被害の迅速な把握や対策を検討していく。
参照URL https://www.docomo.ne.jp/info/notice/kansai/page/200701_00.html
参照URL https://www.docomo.ne.jp/info/notice/kansai/page/200701_00.html