1月16日付けのNTTドコモ公式サイトの報道発表資料によると、NTTドコモと電通は、両社の経営資源を活用し、 デジタルOOH広告(デジタルOut Of Home:DOOH)の配信プラットフォームの運営および広告媒体の開拓、広告枠の販売事業を行う新会社「LIVE BOARD(ライブボード)」を設立することに合意したことを発表している。
DOOHは、交通広告、屋外広告およびリテールショップなどに設置されたデジタルサイネージを活用した広告媒体を指す。
新会社設立は2019年2月を予定しており、出資金は50億円(資本金25億円、資本準備金25億円)で、出資比率はNTTドコモ:51%、電通:49%。
■新会社による事業の特長
(1)複数のDOOH媒体を横断して複数の広告主が購入できるオンラインのプラットフォームを構築・運営し、DOOH市場において日本初となるインプレッション(デジタル広告における表示回数)に基づく広告枠の販売を行う。
(2)ドコモの携帯電話ネットワークの運用データを基にした人口統計「モバイル空間統計」などのデータを活用し、曜日や時間帯ごとに広告設置場所周辺にいた性別・年代等セグメントごとの人数を可視化することで、ターゲットに応じた最適な広告枠の販売を行う。
(3)DOOHと通行者が所有のスマートフォンが連動するなど、新たな付加価値のある広告商品の開発・提供を行う。
(4)5G回線を活用した高画質・低遅延での広告動画伝送の実現をめざす。
ドコモと電通は、新会社設立を通じて、日本国内のDOOH市場を本格的に立ち上げ、新たな広告ビジネスの基盤を創造していくという。
参照URL https://www.docomo.ne.jp/info/news_release/2019/01/16_01.html