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ドコモがベトナムメディアとDOOH広告配信事業を行う合弁会社「Vie BOARD」の設立に合意、データサイエンス技術を活用

本日付けのNTTドコモ公式サイトの報道発表資料によると、NTTドコモは、海外におけるデジタル屋外広告(Digital Out of Home:DOOH)事業のビジネスモデル確立およびDOOH市場の拡大を目的として、新たにベトナムのメディアコングロマリット企業であるDatVietグループのDATVIET VAC GROUP HOLDINGS(DatVietVAC)およびDATVIET OOH CORPORATION(DatVietOOH)との合弁会社「VIE BOARD CORPORTION(ヴィボード)」の設立および事業発展に向けて協力して取り組むことに合意し、2024年7月19日(金曜)にベトナム(ホーチミン)にて式典を開催した。

 

なお、Vie BOARD設立は、競争法上の許認可その他合弁会社設立を実行するために必要な許認可の取得などを前提として、2024年8月を予定している。

 

資本金は1,200,000USDで、出資比率はドコモが49%、DatVietVACが50.1%、DatVietOOHが0.9%。

ベトナムはスマートシティ化、鉄道などの社会インフラ開発の加速に伴い、DOOH市場も大きく拡大すると予想されている。

 

■事業内容
DatVietグループが持つリレーションを活用し開拓するDOOHメディア(市街地、駅構内・電車内のDOOHなど)に、ドコモが提供する独自のデータサイエンス技術(位置情報から視認者数・ユーザ属性を推計し、広告効果を測定)を掛け合わせた、ベトナムでのインプレッションベースのDOOH広告配信事業(DOOH広告の媒体管理、企画営業、配信業務など)。

 

■Vie BOARDによる事業の特長
・これまでベトナム国内では広告配信に伴う広告効果や広告視認に関するインプレッションを計測する技術および慣習そのものがなかったが、今後ドコモ独自のデータサイエンス技術を活用することで、ベトナムにおける視認者数・ユーザ属性データを含むインプレッションデータを推計できるようになり、より効果的な広告配信が可能となる。Vie BOARDはこれらの推計・算出されたデータを活用することにより、DOOHの「メディアプランニング~広告配信~効果測定~分析」の効率化、広告効果の可視化や効率的な広告配信を実現し、ベトナムにおけるDOOH市場拡大に貢献する。

・DatVietグループの保有するベトナム国内での営業機能、クライアント・広告代理店・ロケーションオーナーなどとのリレーションを活用し、新たなDOOH開拓や、インプレッションベースのDOOH広告配信によるメディアのデジタル化をベトナム国内に浸透・展開させていく。

 

■各社の役割
【ドコモ】
・日本のDOOH事業で培ったデータサイエンス技術の活用方法の検討・提案
・ベトナム国内におけるインプレッションデータの提供

 

【DatVietグループ(DatVietVAC・DatVietOOH)】
・ベトナムにおけるDOOH事業運営ノウハウの提供
・ベトナムにおけるクライアント営業機能・ノウハウの提供
・事業展開・拡大に向けたクライアント・広告代理店などとのリレーションの提供

 

■今後の展開
ドコモとDatVietVAC、DatVietOOHは、Vie BOARDにおいて、ベトナムにおけるDOOH広告商品の開発と広告主への販売を推進するとともに、ドコモ独自のデータサイエンス技術をはじめとしたDOOH事業運営ノウハウ、DatVietグループの持つクライアント・広告代理店などとの強固なリレーションを活用し、ベトナム国内全土のDOOH化推進と広告効果最大化に向けて取組みを進めていく。


参照URL https://www.docomo.ne.jp/info/news_release/2024/07/29_01.html
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