著者である中村俊輔選手は世界的なサッカー選手と言っていい。
現在、横浜F・マリノスに所属しキャプテンを務めている。
利き足の左足から繰り出すフリーキックのイメージが強い人もいるかもしれないが、その精密なパス、アイディア、とにかく周りがよく見えていて素晴らしいと感心しきりである。
本書のなかで一番印象に残った部分を紹介したい。
「大事なのは常に未来を察知して、自分には何が足りなくて、何が必要なのか、危機を察知して準備すること。」
現状に満足せず、課題を見つけて取り組むことの重要性を説いている。
また、目標に対しての考えも示している。
「小さな課題を設定し、それをクリアし、クリアできたら次の課題を目指すようにしている。」
目標を達成するためには階段を一つ一つ登っていく必要がある。
積み重ねていくからこそ上まで登りきれるんだと。
そして、中村俊輔選手はよく、引き出しという言葉を使うそうだ。
これは積み重ねてきた経験から生まれる対応力というものに近いかもしれないらしい。
ある場面に出くわしたとき、どういうやり方で対処できるのかを考え、過去の体験を活かし、解決策を模索するときにその引き出しを開ける。
たくさんの引き出しがあると、自分を信じることができるから、相手が誰でどんな場面だろうと、妙なプレッシャーを感じることはないそうで、やっぱり積み重ねてきた経験は自信となり活かされるんだなと確信した。
中村俊輔選手が書き続けているというサッカーノート。
気づいたことを残すということはやはり後になって役立つことが多いのだと思う。
自分を客観視するのはなかなかできることではない。
引き出しが多ければそれだけ対応力がつくというのも彼のプレーを見ていればよくわかる。
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