著者の藤井孝一氏は、経営コンサルタントである。
本書は全5章で構成されている。
本を読んで終わりにするのではなく、「話す」「書く」「行動する」といった読後にアウトプットをすることで、本が自分の血となり肉となることは本当にそうだと思う。
本を読んで満足しがちになるけれど、どう役立てるが大事になってくる。
普段の思考や行動に磨きをかける「アウトプット読書術」が自身の成長に繋がる方法であるのは頷ける。
本から学んだことをいつでも再生できるようにするには、アウトプットをし続けるしかなく、知識は循環させてこそ活きるというのも、これは訓練みたいなもので、鍛えていかないといけないだろう。
とはいえ、「その本に書かれた10%でも実践出来たら上出来」とも書かれており、少し気が楽になった。
読書メモについては好きなように書けばいいそうだ。
また著者は、感動を得られるのは圧倒的に文芸書であり、ビジネス書では知識どまりで、この両方を読むことで初めて、人間力のバランスがとれるのではないかと述べている。
そういえば自分は文芸書はあまり読まないので、これからは読もうかなという気になった。
最後に、本を読むときには話の要点を集約しながら読むということを意識すれば、インプットからアウトプットがスムーズにできるなと思った。
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