本日付けNTTドコモ公式サイトの地域からのお知らせ(中国)によると、宮島ロープウエーを運営する広島観光開発は、NTTドコモ中国支社が提供する「宮島ロープウエー乗車予約発券システム」を2019年6月20日(木曜)より導入することをお知らせしている。

広島県の観光名所であり、日本三景の一つである宮島は、近年、国内外から年間400万人を超える来島者があり、大型連休などの観光シーズンは、時間帯によって混雑が発生している。
島の名所の一つである弥山に繋がる宮島ロープウエーも、多客時には待ち時間が生じるなど、利用者がストレスを感じる状況が発生している。

この課題解決の一つとして、ドコモが提案した本システムにより、利用者が事前に乗車予約することで、待ち時間なくロープウエーを利用することが可能となる。

また、予約時にロープウエーの予約状況を確認できるので、混雑時間を避けた利用が可能となり、国内外の利用者は旅行計画が立てやすくなる。

本システムは、パソコンやスマートフォンから多言語(日本語、英語、フランス語、韓国語、中国語(繁体語、簡体語))で希望日時の乗車予約ができ、利用者は予約完了とともに発行されるQRコードを係員に見せることで乗車が可能となるシステム。

また、事前予約を知らずに島を訪れた観光客やパソコンやスマートフォンを持っていない場合は、桟橋などの場所に設置された乗車予約発券機やロープウエー乗降場の係員による代行予約により、本システムを利用できる。

なお、本システムの導入にあたっては、事前にドコモの「モバイル空間統計」の技術を用いて宮島への来島者の滞在時間や移動の傾向を分析することで、本システムの有用性を確認している。

■システム概要
宮島ロープウエー乗車予約発券システム概要


参照URL https://www.docomo.ne.jp/info/notice/chugoku/page/190620_00.html