本日付けのNTTドコモ公式サイトの報道発表資料によると、ドコモが2020年の商用サービスの提供を予定している第5世代移動通信方式(5G)と、ソニーが開発したニューコンセプトカートを活用し、カートに搭載された4Kディスプレイ対応デジタルサイネージシステムへ高精細映像をリアルタイムに伝送する共同実験を行うことに2017年11月2日(木曜)に合意した。
ニューコンセプトカートは、ソニーがAI×ロボティクスの取り組みの一環として新たな移動体験の提供を目的としたカート車両で、人の視覚能力を超えるイメージセンサーを車両前後左右に搭載し周囲の環境を把握できることに加え、高解像度4Kディスプレイを搭載している。
本実験は、ドコモが構築する「5Gトライアルサイト」において行うもので、5Gの低遅延、大容量、高速の特長を活かし、カート付近にいる通行人に向けて高画質な映像を、カートに搭載された高精細な4Kディスプレイに表示させるもので、5Gの伝送速度の確認、映像品質の評価を目的とした実験を行う。
なお、5Gとニューコンセプトカートによる4K映像伝送のデモンストレーションは2017年11月9日(木曜)~11日(土曜)に日本科学未来館(江東区青海)で開催される展示イベント「見えてきた、“ちょっと先”の未来」(主催:ドコモ、共催:日本科学未来館) にて見ることができる。
■ニューコンセプトカートのイメージ
参照URL https://www.docomo.ne.jp/info/news_release/2017/11/02_00.html