著者の渋谷和宏氏は、「日経ビジネス アソシエ」創刊編集長で作家である。
本書は全5章で構成されている。
読むだけで文章力が身につくコツの一つとして、文章を読むとき、リーダーとしての文が小段落の文頭にきているか常に意識することだそうだ。
新聞や雑誌の記事でも書籍の一部でも、リーダーとしての文が小段落の文頭に置いてあるわかりやすい文章は何度でも読みかえし、リーダーとしての文とフォロワーとしての文の関係を実感するというのは訓練なので試してみたい。
これを実践するだけで一ヵ月もたたないうちに「リーダーとしての文を小段落の先頭に置き、フォロワーとしての文をその後に続ける」基本ルールが身につくという。
実際に文章を書く手順としては、以下の4つの手順を踏むことになる。
1. 最も伝えたい内容あるいはメッセージを決める
2. なぜそう思うのか、理由を言葉にする
3. 大ざっぱなスケルトンをつくる
4. 導入部分を考える
そして、企画・内容を絞り込めば絞り込むほど読者が「面白かった」「参考になった」と思ってもらえる、喜んでくれる確率は高まっていくというので、甘くならずにしっかり絞り込みをしていきたいと思った。
Amazon
![]() |