著者の愛場大介氏はビデオブロガーである。
YouTubeのビジネスモデルは、広告収入モデルになる。
YouTubeを動画で再生しようとすると、ほとんどの動画で再生が始まる前に広告が流れたり、動画上にバナーが表示されたりする。
視聴者がそうした広告を再生したりクリックしたりすると、グーグルから動画の投稿者に報酬が支払われる仕組みだ。
動画の投稿者が報酬を受け取るには、「YouTubeパートナープログラム」に参加している必要がある。
報酬額は変動しユーチューバーによっても違ってくるが、だいたいの見当としては、1再生当たり0.1~0.3円というところだそうだ。
仮に1再生当たり0.1円だとしたら、1万回再生されたとして1,000円、100万回再生されて10万円になる。
このことから動画で稼ぐこと、動画1本で食べていくことは、本当に大変なことだというのがよくわかる。
ユーチューバーは、企画、撮影、編集、公開まで、まるっと一人で手がける。
本書では、HIKAKIN氏、シバター氏、劇団スカッシュといった人気ユーチューバーたちにインタビューもしており、興味深く読めた。
それから、面白いと思ったものをiPhoneですぐに撮影して、その場でYouTubeにアップする「撮って出し」の感覚は、iPhoneの前と後で完全に変わったそうだ。
iOSの動画編集アプリが登場したことにより、パソコンソフトに負けず劣らずの編集が可能になったことも大きいだろう。
新しい働き方の可能性として、愛場氏は、YouTubeチャンネルを持っているおかげで新聞やテレビなどの大手メディアに認知してもらえ、さまざまなイベントに招待されるようになったという。
顔出しすることにはリスクもあるが、セルフブランディングの面ではやはり大きな効果があると述べている。
最後に動画がソーシャル=社会性の役割を担うようになってきたことは私も感じている。
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