本日付けのNTTドコモ公式サイトの報道発表資料によると、ドコモは、携帯利用者が密集するエリアにおいて、無線容量の拡大と通信速度の向上を実現する「高度化C-RAN」の屋外商用環境での検証を実施し、2015年2月3日(火曜)に35MHz帯域幅を用いて受信時240Mbpsのデータ通信に成功したことを発表している。
「高度化C-RAN」を2015年3月に提供開始を予定している「LTE-Advanced」のネットワークに適用することで、駅周辺や大規模商業施設等の通信量が特に多い地域においても、より快適で安定した高速通信を利用できるようになるという。
「C-RAN(Centralized Radio Access Network)」とは、基地局制御部を集中設置するネットワークアーキテクチャのこと。
「高度化C-RAN」では、広域のサービスエリアを構築するマクロセルの中で、特に通信が混雑するエリアにスモールセルを局所的に追加することで、通信速度の低下を解消する。
さらにマクロセルとスモールセルを「キャリアアグリゲーション」技術により同時に利用することで、最大通信速度を向上させるとともに、移動中はマクロセルで安定した通信を維持することができるという。
■検証の構成図
参照URL https://www.docomo.ne.jp/info/news_release/2015/02/05_00.html