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「プロフェッショナル」仁志敏久著 祥伝社新書

著者の仁志敏久氏は、読売ジャイアンツ、横浜ベイスターズで活躍した元プロ野球選手で、ポジションは主にセカンドを守っていた。

仁志氏は、進歩するために必要不可欠なこととして「考える」を挙げている。
考えてプレーするということは、プレーの理由を簡潔に、明確に説明できるのかどうかということで、それが失敗でも成功でも、「今のプレーはなぜそうなったのか」が説明できなければ、行き当たりばったりでプレーしているということになってしまうから。
「考える」ということは、進歩の種であり、進歩の肥やしでもあるというのはやはり人間にとって必要なことだと思った。

守備については、構える、追う、捕る、そして送球という一連の動作はすべて繋がり、送球までのすべての動きが、一つ先の動きのために行なっていると認識しながら動く必要があるという。
先をイメージすることが大事なのだ。
また、鋭くスタートし、低く、素早く、無駄なく追うことが揺るぎない理想だという。

バッティングは、タイミングを早めに、大きくゆったりととり、極端に上からでもなく、極端に下からでもなく、自然にバットを振り出し、できるだけ無駄のないスイングをして、体を目一杯使うそうだ。
バッティングセンターに行ったら試してみたいと思う。

走塁は、ベースランニングでは、コーナーは左肩を出すように走ったほうが回れるそうだ。

プロとして目指すべきは、自分にしかできないことを見つけだしてそれを磨き、自分だからできることとして披露することが、選手としての価値を高めるというのは、これは仕事などにも言えることである。

最後に仁志氏は、道を極めようと試行錯誤しながら努力し、一つずつ完成度の高いものを作り上げていく人たちをプロと言っていた。
プロフェッショナルってまさにそのイメージで、尊敬する。

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プロフェッショナル (祥伝社新書 107)

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