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「無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさい」松井忠三著 角川書店

著者の松井忠三氏は、無印良品のブランドを展開する良品計画の会長である。
無印良品には、全社員の「知恵と努力」の結晶ともいえる二つの分厚いマニュアルがあり、この書では、マニュアルの一部を公開しながら、「仕組みを大切にする働き方」を紹介している。

無印良品では、お客様がどの店舗に行っても、同じような雰囲気の中で、同じサービスを受けられることを目指しているという。
実際にどの店舗に行っても確かにその通りで、安心感がある。

店の雰囲気は、店内のレイアウトや商品の並べ方、スタッフの身だしなみ、掃除の仕方・・・・といった“細部”の積み重ねでつくられていて、往々にして、個人個人で判断してやってしまいがち。
社内で統一することが難しいので、マニュアルにする必要がある所以(ゆえん)というのは納得だ。

 

無印良品のマニュアルは、現場で働くスタッフたちが「こうしたほうが、いいのに」と感じたことを、積み重ねることで生まれた知恵である。

また、現場では毎日のように問題点や改善点が発見され、マニュアルは毎月、更新されていくのだそうだ。
仕事の進め方がどんどんブラッシュアップされ、自然と、改善点がないかを探しながら働けるようにもなるというのは大きな利点である。
目の前にある問題点には、今対処する重要性を感じた。

松井氏は、仕事のマニュアルは、成長を測るバロメーターでもあると述べている。

人事面では、優秀な人を採用するためにコストをかけるのではなく、優秀な人材を育てるべく社内に人材育成の仕組みをつくるほうが、時間はかかっても組織の骨格を丈夫にするというのは、プロのスポーツチームを見ても明らかだと思う。

市場で勝ち続けるには、マーケットの変化の半歩先を行くぐらいの商品やサービスを提供するのが鉄則で、その微妙な頃合いを図るためにも、お客様の声は重要な情報源になるという。
その声に合わせてマニュアルを変え続けていると、世の中の流れと連動した仕組みになっていくのだ。

朝礼については、無印良品の場合、店舗ごとではなく会社組織という規模でコミュニケーションを徹底するためにシステム化しているそうだ。
店舗ごとに朝礼を任せると、店長によって伝える内容にバラつきが出てしまい、情報格差が生まれるからという理由だが、私も会社組織という規模での情報伝達のほうが間違いがなくシンプルで良いと思った。

最後に本書を読んで、あらゆる仕事を標準化することの大切さをひしひしと感じた。


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無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさい

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