常に勝負の世界で生きている将棋棋士羽生善治氏の書を興味深く読んでみた。
いくつもの決断を迫られる中でどう自分が進んで行けばいいのか参考になる。
本書は全5章からなり、勝負事への心得がわかる。
とくに粘り強く淡々とやることは、これは何にでも言えることだなと思った。
勝負事に限らず何かを極めようと思ったら、諦めずにしつこく続けることが大事である。
それから、物事はごちゃごちゃ考え過ぎずに単純に考えること。
これは一見簡単そうに見えるが、人は色々と考え過ぎてしまうところがある。
単純に考えたほうが可能性が広がるらしい。
よく直感を大事にしたほうがよいという話があるが、羽生氏曰く直感の7割は正しいらしい。
勝負師の言葉だけに説得力がある。
勝負どころの集中力については、集中できる環境を自ら作り出すことが大切だと言っている。
いわゆる集中力の発揮の仕方には個人差があるということだ。
プレッシャーについては、克服するには経験が大きく役に立つそうで、実戦で身につけることにより乗り越えられるものだという。
その積み重ねなのだろう。
将棋界で抜きん出たトップクラスの実力の羽生氏にとって才能とは、同じ情熱、気力、モチベーションを維持することだそうだ。
いかに難しいかがよくわかる。
また、真似することから理解することへのステップが創造力を培うと言う。
これは個人のアイディアは限られているため、何かをベースにしたり、何かをきっかけにして新しい考えが浮かぶらしい。
羽生氏は将棋を通して知識を知恵に昇華させるすべを学んだそうだ。
いかに知識をうまくかみ砕いてものにするかが大事になってくる。
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