著者の櫻井麻衣子氏はWEBコンサルタントである。
本書は個人向けというよりは中小企業、商店向けのSEO対策の本で、図を用いながら字が大きく見やすい。
まずはじめには、SEO対策を行う目的について述べられている。
①検索上位に表示されること
②そこからアクセスに繋げること
③アクセスしてきた人にお客さんになってもらうこと
そして、6つのチャプターに分けてSEO対策について紹介している。
まず基本となるのはユーザーのニーズに応えているかということ。
そうでなければ改善をしなければならないので分析をする必要がある。
これはキーワードはユーザーが決め、回答は検索エンジンが決めることを意味する。
最終的には収入UPに繋がる「売れるキーワード」を探し出し、成約に持っていかなければならない。
著者曰く、検索の順位付けの基準は、「ユーザーの行動」にあるという。
具体的には、クリック率、アクセス、滞在時間、リンク(口コミをしているか、SNSで話題にしているかどうか)、コンテンツの更新状況(これは、管理者の行動)。
そのためには、思わずクリックしたくなるようなタイトルの工夫とか、アクセスを安定させるために様々な手段を使ったり、滞在時間を延ばすための工夫など施策も必要になる。
そのほか、内部対策や外部対策、リピーターを増やし成約率を上げ続けるためにやるべきことなど書かれていた。
魅力的なライティングにするために、専門用語を使わないで、わかりやすい文章を心がけることは意識しておきたいところ。
通して読んでみて、結局は、基本的なことを繰り返し、継続することが大事なのがよくわかった。
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