ICT総研は2月3日、2014年携帯電話の「学割」サービス利用動向調査の結果を公表している。
調査は2014年1月23日から27日まで、携帯電話を利用する学生の子どもを持つ親1,042人に対してWebアンケートを実施したもの。

大手3社の携帯電話を利用していると回答した親は997人で、うち、707人が「現在、学割サービスに加入している」と回答した。
「加入しているかどうか分からない」と回答した94人を除くと、携帯電話を持つ学生の学割サービス加入率は平均78.3%となる結果が出た。

加入率をキャリア別にみると、ドコモユーザーの学割サービス加入率は80.3%でトップで、auが78.1%、ソフトバンクが75.6%になった。

「子どもに携帯電話を利用させるにあたり、感じること」では、良い面としては、「子どもが外にいても、すぐに連絡が取れる」が63.4%と圧倒的支持を集めた。
逆に悪い面としては、「利用料金がかかりすぎる」が31.5%、次いで「携帯電話利用時間が長すぎて、勉強時間が十分に取れなくなる」が26.2%、その次に「SNS等に熱中しすぎて、ネット依存症になってしまう」が22.7%と心配面が取り立たされた。

携帯キャリアにとって学生層は重要な市場ではあるかもしれないが、アンケート結果を見る限り、料金面や教育面の配慮など改善すべき点はありそうだ。


参照URL https://ictr.co.jp/report/20140203000057.html