モバメモ

ドコモのモバイル情報をメインとしたブログです。カフェ巡りも好きです。

「位置情報ビジネス 「位置ゲー」が火をつけた新しいマーケット」佐野正弘著 マイコミ新書

著者の佐野正弘氏は、携帯電話・モバイル専門のライターである。

佐野氏は位置情報コンテンツが映し出す要素に次の3つを挙げている。

1つは、“ローカル”という特性である。
コロプラの「コロカ」を用いたビジネスや、ロケタッチの方向性などからもそうした側面を見出すことができる。
位置という、その場でないと得ることができない情報特性が、より地域に根差した価値を生み出す要因につながっているといえる。

2つめは、“Win―Win”の関係である。
これは特に位置ゲーにおいて顕著といえるが、位置情報サービスを提供する事業者、それを熱心に利用するユーザー、そしてリアル店舗とが、互いに信頼関係を構築していることが、位置情報コンテンツをリアルビジネスに広げる要因になっている。

3つめは、“空気読み”というコミュニケーションスタイルである。
ソーシャルメディアに位置を登録するということは、それだけで相手がどのような状況に置かれており、何を考え、何をしているのかを読み取ることへとつながることとなる。
文字を書くということに囚われない、より直感的なコミュニケーションスタイルを生み出す可能性を秘めているといえる。

また携帯電話と位置情報を連動させ、ローカルな情報提供をビジネスに生かすという取り組みのNTTドコモの「iコンシェル」についても触れている。
ドコモユーザーならご承知の通り、スケジュールや位置情報などから携帯電話が所有者の日常行動を分析し、その情報・その時間に応じた、求める必要な情報を提供するというエージェントサービスになる。
自らウェブサイトにアクセスして情報を取りに行くのではなく、コンシェルジュのように必要な情報を自動的に持ってきてくれるのが大きな特徴だ。

最後に位置情報コンテンツは、多くの人の目に触れないながら、大きな人の流れを作り出してきているのは確かである。
そのコンテンツが持つパワーと、リアルな地域との結び付きとの強化は、ミクロ・マクロさまざまな範囲で、人の流れを生み出す大きな要素になっていく可能性を秘めているのは、活性化という面で希望が持てる。

 Amazon 

位置情報ビジネス ~「位置ゲー」が火をつけた新しいマーケット~ (マイコミ新書)

Copyright © 2011-2026 Mobamemo All Rights Reserved.