本日付けのNEC公式サイトのプレスリリースによると、NECは、インターネットやモバイルネットワーク(3G、LTE)の通信速度を瞬時に推定する通信速度推定技術を開発したことを発表している。
今回開発した通信速度推定技術は、わずかなデータ量(従来の1/180)の転送で通信速度を1秒以内に推定でき、最新の通信速度に合わせたデータ制御が可能になる。
本技術を用いることで、例えば通信事業者は、端末の通信速度の変動を低負荷でモニタリングすることが可能となり、IP電話サービスなどの品質向上につながる。
また、映像配信やWebサービスを提供するコンテンツ配信事業者は、映像配信の画質を通信速度の変動に追随させ、途切れのない安定した動画の提供や、通信速度に合わせて配信するデータのサイズを最適化することで、応答性能が高いWebサービスの提供が可能となる。
さらに、通信事業者やコンテンツプロバイダーが本技術をアプリケーションとして提供することで、スマートフォンなどのモバイル端末では、画面に通信速度の変動をリアルタイムに表示する「見える化」が可能となる。
また、モバイル端末の利用者が、モバイルネットワークと無線LANのうち通信速度が速い回線をサービス利用前に選択することなども実現する。
NECでは今後、ネットワークのモニタリングシステムやサーバ等に本技術の適用を進めることで、動画配信やIP電話サービスの品質向上に貢献していくという。
参照URL https://jpn.nec.com/press/201308/20130813_01.html
参照URL https://jpn.nec.com/press/201308/20130813_01.html