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「どんな時でも結果が出せる!イチロー式 集中力」児玉光雄著 PHP文庫


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本書はメジャーリーガー・イチロー選手の集中力を発揮するしくみを、著者の鹿屋体育大学教授の児玉光雄氏が分析している。
全部で5つのCHAPTERで構成されている。

それぞれのCHAPTERでとくに印象に残ったイチロー選手の言葉を紹介したい。

CHAPTER 1 プレッシャーをはねのける
「どんなに気持ちが揺れていても、いつも通りの作業をすることで、自然にバッティングの気持ちに切りかえることができるんです。僕にとっては、いつも通りにすることが、プレッシャーに対処するための唯一の方法ですね」

児玉氏曰く、集中力を高いレベルで維持させるには、プレッシャーの中にあっても常に淡々とした態度を貫くことと言ってちる。
感情をコントロールするということは意外と難しいのではないだろうか。
しかし、安定した集中力を保つためには必要なことである。


CHAPTER 2 ピンチを活かす
「ドキドキする感じとか、プレッシャーのかかる感じというのはたまらないですね、僕にとって。これが勝負の世界にいる者の醍醐味ですからね」

ピンチの状態を楽しむとはこれこそ難しい。
児玉氏曰く、ピンチの状態というのは脳のレベルが非常に高まっている状態という。
緊張している時こそいい仕事ができるのはあると思う。


CHAPTER 3 目標を明確にする
「満足するポイントがないと途方に暮れてしまいますから。細かい満足は絶対に必要だと思っています」

児玉氏曰く、集中力のスタミナを持続させるためには、目標を小刻みに設定するのだという。
一つずつ小さな目標をクリアしていくことだね。
そこに小さな達成感が生まれていくと。


CHAPTER 4 メンタルコントロールをする
「『さっきのはボールだった』とか、そういうことを審判に言っても、自分にとっては絶対にプラスには働かないんですよね」

児玉氏曰く、自分ではどうしようもないことに不平不満を言うことではなく、いま自分ができることに意識を注ぎ、常にメンタルをコントロールしていくということ。
いつまでも思っていても仕方ないので、すぐに次に切り替えられるかということだね。


CHAPTER 5 リラックスをする
「打てない時期にこそ、勇気を持ってなるべくバットから離れるべきです。勇気を持ってバットから離れないと、もっと怖くなるときがあります。そういう時期にどうやって気分転換をするかは、すごく大事なことです」

児玉氏曰く、集中力を支えているものをスポーツ心理学では、「メンタル・エネルギー(心理的エネルギー)」と呼んでいて、欠乏すると、途端に集中力は途切れるので、ブレイクが大切という。
行き詰まってしまわないように、確かに気分転換は必要だね。


本書を読んで、ちょっとした工夫をすることで、集中力を保てるんだなと思った。

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イチロー式 集中力 (PHP文庫)

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