家電ジャーナリスト西田宗千佳氏の著書である。
クラウド・コンピューティングの基礎的なことという意味ではこの書が一番読みやすいかもしれない。
「ネットの持つ力を活用した、新しいコンピューティングの方法」と筆者は語っている。
また、多くの人に身近なiPhoneやGmailなどの例をとってわかりやすく解説してある。
それぞれの章の終わりにはまとめが書かれていて、それまで読んできたことの復習になってよい。

ソフトウェアはネットを介して利用することが普通になり、ソフトはツールというよりサービスの形態で提供されるようになったというのは現状をよく表していると思う。
そして、ネット上にデータを保管することで、機器やOSの違いといった壁が取り払われたことで我々の利便性は明らかに向上しただろう。
もちろんモバイル技術の発展も大きい。

あと、グーグルやマイクロソフトの会社についての記述も興味深かった。
グーグルの提供するサービスは個人的にも好きなので、Androidをはじめとする今後の更なる発展に期待したい。

最後に、クラウドは企業の信頼性が大事、安定したものを供給し続けなければならないことの重要性がよくわかった。