ITジャーナリストで自動車業界にも詳しい神尾寿氏の著書である。
5つのチャプターで構成され、私たちが日頃持ち歩いているケータイを活用して、ユーザーと直接に接触し、ユーザーに最適なサービスを提供するための媒介としてのモバイルビジネスの進むべき道が示されている。
モバイルビジネスがリアル(現実世界)と連携し融合していく様がよく書かれている。

時代とともに量的拡大から質への重視に変わり、サービスを提供して待つだけでなく、いかに顧客に歩み寄れるかということが重要なのだろう。
いわゆるかゆいところに手が届くってやつか。
芸能人がマネージャーにサポートしてもらうように、GPSなどから取得される位置情報や電子マネーによる履歴を生かしたケータイが人間をサポートしてくれる時代に入っている。

チャプター2のiPhoneが変えるもので、実用アプリによる社会インフラ化の役割はとても大きいと思った。

チャプター3のモバイルとデジタルサイネージ(デジタルコンテンツを使った交通広告や屋外広告)の連携も楽しみな展開である。