本日付けのIIJ公式サイトのプレスリリースによると、インターネットイニシアティブは、1枚のSIMカードでNTTドコモおよびKDDIの両国内キャリアに接続可能な「マルチプロファイルSIM2.0」を開発したことを発表している。
SIM1枚で国内2キャリアの通信プロファイルを任意に切り替えて利用可能な技術は特許出願中という。
本SIMは、モバイル通信網の障害時のキャリア冗長をはじめ、エリアの電波強度や回線状況に応じて柔軟に通信キャリアを切り替えることができ、IoTデバイス通信の信頼性向上を実現する。
また、片系の通信がローミング型である従来のマルチプロファイルSIMと異なり、両系とも国内キャリア通信を提供するため、どちらのキャリアで通信を行ってもコストを抑えることができ、より多くのシーンで活用できる。
すでにPoC(概念実証)を通じて、モバイル回線冗長の動作確認を完了しており、2025年度中にソリューション提供開始を予定している。
■マルチプロファイルSIM2.0の持つ優位性
ローミングを用いることなくNTTドコモとKDDIのモバイルネットワークに直接接続することができるため、大容量通信の際、いずれの通信プロファイルでもコストを抑制し安定した通信を行うことが可能。
また切り替えプログラムを用いることで、エリアごとに最適なキャリアの通信プロファイルに切り替えることができる。
これにより、通信網障害の際の冗長性確保だけでなく、広域で展開するIoTサービスなどで特定のキャリアの電波が届かないエリアでの代替通信が必要なケースや、エリアを移動して利用するケースでも活用することができる。
■マルチプロファイルSIM2.0の利用イメージ

■今後の展開
2025年度中に商用サービスとして提供開始を予定している。
またユーザーからの要望の多い閉域接続機能についても検討し、信頼性と安全性を併せ持つサービスとして開発を進めていく。
なお、2025年10月15日(水曜)~10月17日(金曜)に開催される「ものづくりフェア2025」と、2025年10月24日(金曜)~10月25日(土曜)に開催される「産業フェア in 信州2025」のIIJブースにおいて、本SIMを見ることができる。
参照URL https://www.iij.ad.jp/news/pressrelease/2025/0828-2.html