パリオリンピックは7月28日(現地時間)、スケートボード女子ストリート決勝がコンコルド広場で行われ、予選1位通過の吉沢恋(ここ)選手が決勝で合計272.75点で金メダルを獲得した。
初出場の吉沢恋選手は相模原市内の中学校に通う中学3年生の14歳。

スケートボードのストリートでの採点は、2本滑ったランのうちのベストスコア(0~100点)に、5回のベストトリックの中からベストスコア2つを加算した0~300点が、最終的なスコアとなる。

吉沢恋選手の決勝のランは86.80点で2位。
トリックでは、2本目で86.34点をマーク、4本目ではボードを縦と横に回転させたあとにレールに飛び乗って滑り降りる「ビッグスピンフリップボードスライド」の大技を決めて96.49点を出し、逆転のトップに立った。
決勝は最終滑走だったため、この時点で優勝は決まったが、最終の5本目は89.46点とさらに点数を伸ばし、合計272.75点で見事金メダルを獲得した。
両手を天高く上げて喜んでいたのが印象的だった。
とにかく攻めの姿勢が素晴らしかった。
「吉沢恋選手、金メダルおめでとうございます!」と言いたい。

なお、ほかの日本人選手では、赤間凛音選手が合計265.95点で銀メダル、中山楓奈選手が合計79.77点で7位となった。