本日付けのシャープ公式サイトのニュースリリースによると、シャープは、NTTドコモと、ドコモが提供する電力サービス「ドコモでんき」において、家庭内の機器をデマンドレスポンス(DR)制御するエネルギーマネジメントシステムの構築に向けて協業することに2024年6月24日(月曜)に合意したことを発表している。

■両社協業により構築するエネルギーマネジメントシステムのイメージ
シャープとドコモ、協業により構築するエネルギーマネジメントシステムのイメージ

近年普及が進んでいる太陽光などの再生可能エネルギーのさらなる活用に向け、電力の供給に応じて消費量を調整し、電力の安定的な供給を図るDRの重要性が高まっている。

シャープは、自社のAIoT家電の省電力制御で培った技術をもとに、自社以外のECHONET Lite対応製品を含めた家庭内のさまざまな機器を省電力かつDR制御する新たな省電力遠隔制御プラットフォームの開発を進めている。

ドコモは、「ドコモでんき」サービスを開始した2022年度よりDRの取り組みを継続的に拡大しており、本年3月からは節電をサポートする「ドコモでんき自動エコモード」の提供を開始し、DRサービスのさらなる高度化に向けて検討を重ねている。

今回、両社は互いの強みを融合し、「ドコモでんき」において、家庭内の機器を省電力制御しながら自動的にDR制御する新たなエネルギーマネジメントシステムの構築を目的とした協業を開始する。

実用化に向けた最初の取り組みとして、2024年7月1日(月曜)~9月30日(月曜)まで参加を希望した両社の従業員を対象に、各自が自宅に保有するエアコンを使用した実証実験を実施する。

実証実験では、参加者の外出や就寝などの行動や天候に合わせた省電力制御(シャープ製エアコンのみ対象)に加えて、ドコモが電力供給状況により設定する節電対象時間帯に、シャープが開発中の省電力遠隔制御プラットフォームを通して参加者のエアコン設定温度を遠隔で調整。
遠隔で設定温度を上げた後、参加者が設定温度を元に戻したかどうかなど、各世帯の運転状況を分析・学習しながら世帯ごとの傾向に沿った制御を行うことで、快適性を保てるDR制御の実現性や課題を検証する。

また、DR制御による節電効果や電気代の削減効果も確認する。

両社は本実証実験で得られる知見を活かし、将来的に「ドコモでんき」での新DRサービスの創出や、制御対象をエアコン以外の住宅設備機器や蓄電池などにも拡大することを目指す。

シャープはドコモと連携し、さまざまなメーカーの機器を対象とした、快適性を損なわないDR制御を実現するエネルギーマネジメントシステムの構築を通して、カーボンニュートラル社会の発展に貢献していくという。


参照URL https://corporate.jp.sharp/news/240624-a.html