本日付けのNTTドコモ公式サイトの報道発表資料によると、ドコモは、スポーツやコンサートにおける双方向コミュニケーションなど、スタジアムやアリーナなどの施設におけるWi-Fiを活用した新たな顧客体験を実現するため、2022年8月20日(土曜)に開業する有明アリーナ(江東区有明1丁目)において、「高密度Wi-Fiサービス」の提供を開始することを発表している。

本サービスは、ドコモが推進するスマートアリーナの実現に向けた第一歩として、国内のスタジアムやアリーナなどにおいて国内最高水準の密度(2022年8月18日ドコモ調べ)となる60席あたりに1つのアクセスポイントを常設する。

ドコモは、東京都が実施した「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律(PFI法)に基づく公共施設等運営事業」に係る公募手続きにおいて、2019年3月に有明アリーナの管理運営権者の候補者としてコンソーシアムで選定され、2019年5月に管理運営権を取得した。

今回、ドコモが5Gネットワークに加えて本サービスを提供することで、有明アリーナの来場者は、SNSなどのインターネットをより快適に利用できる。

また、有明アリーナにおいてイベントなどの主催者は、本サービスによる多数同時接続を活用した新たな演出が可能となる。
たとえば、コンサートにおける双方向コミュニケーションなどの新たな演出により、来場者同士やコンサート演者との一体感を高めることができる。

加えて、有明アリーナは、Wi-Fi認証時に取得するdアカウントIDに紐づく性別・年代などの属性情報やWi-Fiの利用状況などのデータを施設の運営やマーケティングに活用することで、利用者により高い体験価値を提供する取り組みも今後実施していくという。

さらに、災害時においては、有明アリーナにおける本サービスを無料開放し、被災者が情報収集や安否連絡のために速やかにインターネットを利用できるスポットを提供する。


参照URL https://www.docomo.ne.jp/info/news_release/2022/08/19_00.html