本日付けのNTTドコモ公式サイトの報道発表資料によると、ドコモは、スーパーマーケットや飲食店などの小売業で発生する食品ロスの削減をめざすサービス「ecobuy(エコバイ)」の提供を2021年10月20日(水曜)から開始することを発表している。

本サービスは、消費者が食品ロス問題を意識して、自発的に消費・賞味期限の近い食品を購入するような「消費行動の変化」をめざしており、対象となる食品を購入した際のレシートをスマートフォンのecobuyアプリ経由で撮影し申請することで「ecobuyポイント」がたまる仕組みになる。
ためたポイントはdポイントなどに交換することが可能。

本サービスを利用することにより、消費者は普段からよく行くスーパーなどの店舗で消費・賞味期限が近い商品をお得に購入することで、気軽にSDGs活動に参加することができる。

一方、売り場で本サービスを展開する加盟店企業(スーパーなどの小売企業)は、食品ロスの削減に加え、廃棄物をゴミ処理工場まで運搬する際や焼却処理を行う際に排出される二酸化炭素(CO2)を削減でき、企業のSDGsへの取り組みを消費者にわかりやすくアピールすることができるだけでなく、ESG投資対策にもつなげることができる。
※ ESG投資は、従来の財務情報だけでなく、環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)要素も考慮した投資のこと。

■ecobuyの全体の流れ
ecobuyの全体の流れ

なお、本サービスの開始にあわせ、先行導入していた越智今治農業協同組合が運営する直売所「さいさいきて屋」(愛媛県今治市)、および秦野市農業協同組合が運営する直売所「じばさんず」(神奈川県秦野市)において、2021年10月20日(水曜)から商用サービスを開始する。

■提供価格
<消費者>
ecobuyアプリ利用料:無料
ecobuyアプリを利用の際は、「dアカウント」が必要。

<ecobuy加盟店>
月額料金:5,500円/店舗・月(税込み)
ポイント発行負担金:1ポイント以上で設定(非課税)
別途、ポイント発行手数料が必要。

■提供条件
対応OS・対応機種
・Android 8.0以降のスマートフォン
・iOS 11.4以降のスマートフォン

アプリダウンロード先
・Google Playストア・App Storeより配信する。