本日付けのNTTドコモ公式サイトの報道発表資料によると、NTTドコモと竹中工務店は、建築現場における「人」の活動に焦点をあてた生産性向上を目的とした、デジタル変革の共同検討に着手することに合意した。

竹中工務店は、大阪市中央区本町に本社を置く大手総合建設会社(ゼネコン)である。
コーポレート・メッセージは「想いをかたちに 未来へつなぐ」。

近年、建設業界では建物の設計・生産・運用段階にいたるまでデジタル技術の活用が拡大している。
一方、生産の最前線である建築現場においては、個人のスキルや、アナログなコミュニケーションに依存しており、デジタル技術の活用は限定的となっている。

ドコモと竹中工務店は、建築現場における「人」の活動や建築現場という「協働」の場での情報伝達をデジタル技術で支援することで、「デジタル技術を活かした建築現場の業務改革」による生産プロセスの最適化を実現する。

さらに、建築現場の工事計画や工事管理などの業務データやバイタル、歩数、位置データなどの「人」に関するIoTデータを蓄積し、将来の建築現場に活用することで、生産性の持続的向上を図るとともに、建築現場の最前線における働き方の新しいスタンダードモデルの構築をめざす。

今後、両社は現場起点のデジタル変革の推進に向けた各種ワーキンググループを設置し、竹中工務店が有する建築現場の知見と、ドコモが有するIoTやAI、XRなどの知見を連携させていく。

また、建築現場の課題に対して、すぐれたソリューションを有するスタートアップ企業などとの連携や、業界全体への働きかけを進め、建設業界全体の生産性および安全性向上と魅力向上に資する取り組みを推進していく。

■イメージ図
建築現場のデジタル変革に向けた取り組みイメージ図


参照URL https://www.docomo.ne.jp/info/news_release/2020/07/14_00.html