本書は6つのチャプターからなりスマートフォン人気の理由を探るところからスタートする。
いずれも疑問文に対する明確な回答がすぐ横に表示されているのでわかりやすくていい。
文末にポイントとして押さえるべき点も色づけされているのもいい。
図表も1ページ使われているので捉えやすいと思う。
それぞれのチャプターの終わりにはコラムもありなかなか興味深く読める。

日本で最初のスマートフォンはウィルコムW-ZERO3SH。
ウィルコムとシャープ、マイクロソフトによって共同開発され、2005年12月に発売された。

そして、iPhoneのアップル社によるハードとソフトの同時開発の強みは日本に大きな衝撃を与えただろう。

通信業界、コンテンツ業界の歴史的なもの、現状、未来予測までスマートフォンについて正しい理解をするうえでは良書だと思う。

これからはスマートフォンを利用したマーケティング、プロモーションサイトの企画・運営、企業内での情報共有システムの提案・構築も、ソリューション事業の一部として広がることが期待されている。
企業としてみればこれらをうまく活用できれば大きな武器となるだろう。

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